NHKのフランス語とロシア語のラジオ講座をやってみた結果

こんにちは、Anyaです!

NHKラジオ講座を昨年4月からフランス語を初めてちゃんと1年間聞き続けました!昨年10月から3月までは追加でロシア語も。ちなみに両方とも入門編。今回は、ラジオ講座を続けてやってみた結果をまとめました。

かかった費用

基本的にKindleのテキストを購入したので1ヶ月410円でした。

紙だと486円です。

なので、年間にすると、電子書籍なら年間4920円、紙テキストなら年間5832円

ラジオはリアルタイムで聞くなら手元にラジオがあればそれでも良いですし、ネット聞けるラジオのらじる★らじるで聞けます。

ちょっとサイトの使い勝手は悪いですがNHKゴガクのサイトに登録すれば、ストリーミングのページから先週分の放送を1週間聞くことができるので聞き逃しても安心。サイトの作りが分かりづらいので、ストリーミングページはブックマークしておくか、ホームに設定しておくとリマインダ代わりになって良いです。NHKゴガクの公式アプリをスマホやタブレットに入れると簡単で良いですよ

Anyaの学習開始時レベル

フランス語は元々やったことがあったのとラテン系言語は他にもかなりやっている(イタリア、スペイン、ラテン)ので、基礎文法は把握済み。語彙も簡単なものは大体分かります。

現地で会話はある程度理解できるけどアウトプットは英語じゃないときついというかなりお粗末な状態。

ロシア語は昔本を買って数ページで挫折したままだったのでほぼ0の状態。紛らわしいアルファベット以外は一応覚えていたくらい。文法はラテン系言語よりもドイツ語などのゲルマン系言語に近いということはぼんやり知っていました。

とりあえず聞いてみるスタイルでやってみた

基本的に、ノートで何度も書いたり書き写したりとかはほぼやっていません。あくまでテキストを見ながらスピーキング練習中心で、復習もあまりせず。

最初は毎日15分やったり、複数回聞いていましたが、面倒になってしまって途中からは1週間分(45分間)をまとめて週末に勉強するスタイルでやっていました。

おおまかな感想と学習結果は以下のようになります。

既習のフランス語の場合

フランス語の方では、春期はかなり基礎的な講座だったので忘れていた細かい文法事項の再確認としては良かったです。最初の方は発音の確認や1文数ワードで簡単すぎてじれったいのでテキストなしで聞くだけでも良かったと思います。

後半の10月からの講座は入門とは言っているものの、基礎は済ませた人を対象としていたので丁度良かったです。逆に初めてで秋からだとムリだったでしょうね。

語彙も幅広く出てくるので知らない単語がモリモリ。スクリプトの台詞をそのまま自分でアウトプットできるかというと全然ですが、以前よりやや複雑な文章も理解がスムーズにできるようになりました。学習中にフランスにも行ってますが、前よりは会話の理解ができるようになりましたね。

とはいえ、やはり何度も復習しないと定着しないので復習の回になると結構忘れちゃってました。当たり前ですが復習&アウトプットはやはり超大事。勉強するとしても1週間で最低2回くらいは聞いた方が良いと思いますし、ネイティブの友人に頼んで一緒に会話してもらうとか、【italki】のような多言語学習サービスを利用するなどアウトプットの機会を設けることが大切です。

初めてのロシア語の場合

結果からいうと、基本的な文法体系をざっと一通り知れたことは良かったですが、途中から全然ついていけていませんでした。

ロシア語は中学校の英語みたいに発音しながら単語書きまくるなど、文字を一切躊躇なく読めるようにトレーニングしないとキツい!最後の最後までスクリプトを余裕で読めるようにはなりませんでした(週1で1時間未満じゃムリもありませんが…)

なんといってもロシア語の厄介なところというのはキリル文字でしょう。ПЛや、ШЩなんかはいまだに「あれ、どっちだっけ?」と考えないと分かりません。

あと発音もアクセントの有無でかなり変わってくるので、英語みたいに不規則ではありませんが、他のヨーロッパ言語と比べると思っていたのと発音が違うことも多くて難しい…。

アルファベットや発音確認は講座の最初の数日だけですぐ終わってしまいます。英語でいうと中1~2レベルのスクリプトのときは良いですが、半年で文法事項を終えるため覚える事項が増えるにつれパンクしてしまいました

しかも、意味不明なのが、動詞現在形は主語(I, you, he/she, we, you(pl.), they)によって6つに変化するのはラテン系言語と一緒なのに、過去形になると男女複数の3変化型になるんです。こんな言語は初めてで、一貫性がなさすぎてびっくりしました(笑)

あと定動詞と不定動詞、運動動詞などなど他の言語にはない事項についても怒濤の勢いで進んでいくので自分で別途時間を取ってノートなどに整理したり、他の語学書を参考にしながら情報をまとめていかないとついていくのが難しい!

今回の講座のマイナス点は、今回の講座のテンションが合わないこともありましたが、演習問題は答える時間もほぼなく、説明も少なすぎるなど、詰込みすぎな感があった点です。

それと、Anyaはラテン語やドイツ語をやっているので良いですが、格についての説明が事前になかったので知らない方は「格って何?」「生格って何?」「どう使い分けるの?」となるでしょう。

他にもどの品詞が文のどこに置かれるかだったり、文型に関しての説明はやはり15分という時間の制約上ほぼなかったので、文法はもっと理論的かつ体系的に勉強する方が良いなと思いました。今後は手元に数冊ある他の語学書を併用しながら勉強することにします。

私自身は、基本的にコミュニケーションのためというよりも文法と発音規則を把握したり、言語面から文化の違い・考え方の違いを知ることが好きなので、どんどん言い方を覚えて使えるようになることを目的とする方とはアプローチは異なります。

初めてだったロシア語に関してはテレビ講座くらいのゆるさの方がやりやすいかもな~と思いました。テレビ語学なら一期分まとめて1冊で買えるようです。

テレビは週1回だけなのでラジオよりコンテンツが少ないとはいえ、初めてで訳分からない状態だとこのゆるさが良いので、一期分やったらラジオに移行するのも良いと思います。

 

ラジオ講座の利用法

今回、やったことのある言語とそうでない言語を同時にやってみて思ったのは、完全初心者だといきなりラジオでやるのはハードルが高いのかも、ということです。

英語がラジオで済むのは皆義務教育段階で勉強したという下地があるからにすぎません。

社会人になって初めて欧州言語をやっている人に話を聞くと「活用が多すぎて難しい」「英語と違うから難しい」と口を揃えて言いますし、試験のある学生と比べると勉強の力の入れ具合はどうしても違うはずです。

なので、あらかじめ基本的な文法はざっと書籍で勉強した上で、あるいは他の書籍と並行しながらラジオを聞いていくのが効果的です。特にラジオは発音や表音規則に関してはすぐ終わってしまうので、他の書籍のCDなどで発音・表音規則はみっちり頭に叩き込んでおいた方が良いです。でないと、スクリプト読むのもつっかえますしね。

文法事項をがっつりやるなら、昨年出版されたこのシリーズはどの言語に関してもかなり評判が良いですし、細かいところまで網羅されているのでおすすめです。

ラジオ講座も合う合わないはある

テレビもそうですがラジオの語学講座って、講座によってテンションの高い低いとかアプローチ法には違いがあります。

2016年10月~のフランス語の大木充先生(下記動画)はかなり好きでした。話し方もうまく、軽快なのが良かったです。スクリプトの内容は結構ハイカルチャーな内容が多かったので好き嫌いはあるかも。

ちょっと話題が逸れますが、先生がこの動画で「英語だけでグローバルなんて言ったり、多様性なんてなんで言えるのか?」とおっしゃっています。これはラジオの中でも注意喚起されていました。Anyaも多くの国を旅したり、言語をたくさん学習した中で、行き過ぎた英語圏/英語至上主義は危ないと感じます。海外・外人=英語圏って勝手に決めつけている日本人の人も多いですよね。

英語はできて当然くらいの認識でいた方が良いと思いますが、言語は色々やると世界が広がるので多様な文化に触れるのって本当に大切です。

語学学習に動機づけは大切

やはり言語はコミュニケーションツールなので、現地に住む予定があるとか、住んでいて日常で困るとかそういう必要性がないと集中的に学習するモチベーションは湧きにくいのは事実です。(日本に10年以上住んでいるのに喋れない人のあの図太さはある意味すごい…)

ロシアにはその内行きたいなと思ったことからロシア語を始めましたが、毎日時間を割いてまでやりたいかというとそこまでの欲求はないんですよね。

学生時代はテストで高得点取るのが楽しいので勉強していた側面もあったので、資格を目的とするのではなく、上達のために資格を利用するのって有効だと思いました。せっかく受験料を払うのであれば不合格になるのもお金がもったいないですしね。

欧州系言語を勉強するならとりたい資格

ちなみに言語に関しては文科省の資格取得はおすすめしません。世界のどこにいこうが通用しないので。

欧州系言語をやるならCommon European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)をとってください。スピーキングも必要です。

レベルは下からA1、A2、B1、B2、C1、C2となっていて、日常会話がほぼ問題ないレベルならB2ですね。旅行ならA2~B1で足りるはず。Aレベルなら現地の語学学校に通って先生がこの人は大丈夫だと思えば自動的にもらえたりもします。

フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語あたりはこの辺が世界標準ですね。フランス語はBまではDELF、CはDALFロシア語はТРКИです(ロシア語に関してはほぼ教材なし)。受験会場は限られる(北陸と中国地方に至ってはゼロ…)のがネックですが、向こうで語学力を証明するにはこれが一番です

とりあえずフランス語はB1、最終的にはB2くらいまではやりたいですね。