クレクレ星人はお断り!

フリーランスに多い職種というと、プログラマー、デザイナー、イラストレーター、カメラマン、ライター、そしてAnyaがやっている翻訳等、資格職ではないけど手に職系が多く、時として知人友人にお仕事を頼まれることがある人もいます。

よく、厚かましいことに自分から「友達価格で」と仲良くない人に限って頼んできて鬱陶しい!というのも聞きますが、これの派生形もありまして…。
その名も

教えてクレクレ星人

といいます。

教えてクレクレ星人とは

教えてクレクレ星人は、仕事をタダでやれ、格安でやれとは言ってきませんが、在宅仕事は楽と思っていて、簡単になれると思っています

クレクレちゃん
だってぇ、イラスト書いたりライターみたいに文章を1から書くのは難しいけど、翻訳は英語ができれば大丈夫でしょ?

うちは小さい子どもがいるけど、ちょっと片手間で翻訳するだけでら稼げるんだよね?私、会社で英語使うから大丈夫だと思う!Anyaちゃんがどうやって翻訳者になったのか教えてくれない?

私が実際に遭遇した教えてクレクレ星人には「翻訳者になれるには何をすればよいのか」、「何が必要なのか」などなど聞かれました。

知人は転職も視野に入れる気があったらしいので、どの業界・職種に転職すると良いということや、おすすめの講座も教えました。

本気で興味ありそうだと思ったので根掘り葉掘り2時間くらい聞かれましたし、その後もメールで翻訳講座のURLや資料請求できることも教えておきましたが、その後音沙汰なし。彼女のことは忘れていた上の日から3年ほど経ったある日急に連絡が来ました。

クレクレちゃん
仕事やめるんだけど、翻訳に興味があるから今度いろいろ教えてくれない?

Anya
…(翻訳について直接教わるのは無理でも、どうやったらなれるかはいつでもタダで聞けるとか思ってるのかな?)

教えてクレクレ星人に物申す

どうやったら翻訳者になれるか、なんて知恵袋でも小町でも何人も聞いてる人いるし、翻訳者さんのブログでもいっくらでも調べようがあります。

確かに知り合いにいたら聞くのも良いですけど、普通、本気だったらまずは自分で一通り調べません?

ちなみに、Anyaは、会社員時代に翻訳関連の業務もやってたので翻訳・校正した量だけでA4用紙で万単位は確実にいってると思います。他にも複数の翻訳講座も受けて数十万は軽く使っていますし、通ってはないけど通学の体験講座なんかも行ったりそれなりに行動はしています。

独立前も含めて、本もどれだけ買ったかも分かりませんし、調べ物で蓄積したデータ量も相当なものです。翻訳関連の本と雑誌は最初の頃に一通り全部読んでます。

海外大学院留学を考えた時期だってありましたし、卒業生を自力で調べてメッセージ送って卒業生にしか分からないことを聞いたりもしました。

独立して稼げるようになるまで、皆それぞれ積み重ねてきたものが基礎にあってこそ、って普通に考えれば分かりますよね。翻訳だからって例外はありません。

翻訳業界はすんなり入れる人もいますが、元々特定分野の知識と語学力がある人のみです。英語が達者な元メーカー研究者とかね。こういう人たちだって何年も仕事で培った専門知識あるからできるんです。

この知人は、忘れてるのか忘れたふりか知りませんが平然と同じことを聞いてくるのも、以前教えたことを一切実行していないのも、事前に自分で調べられる範囲のことを何一つ調べてないのも、こっちにしてみればナメてます。

教えてクレクレ星人からの学び

努力してない人には他人の努力は見えない

この知人、会社員時代の仕事は確かに好きそうではなかったですが、他に自営業でできる仕事の勉強をしていたのは知っています。ですが、今やレッドオーシャンでそれなりに稼ぐのはかなり大変な業界だったこともあり、知人は早々に諦めた様子。

でも翻訳業界だって一緒なんですよね。人はあり余っています。よく「優秀な翻訳者ならいつでも募集してます!」と言いますが、これだけ翻訳者がいてクライアントが満足できる「優秀」なレベルの人は大手すら数えるほどしか抱えてないのが現状

ちょっと英語できるだけでもらえる翻訳の仕事なんて結局稼げないです。英語使いたいだけなら英会話講師でも海外営業でも良いですよね。

知人がそもそもいくら稼ぎたいのかは分かりません。Anyaは扶養の範囲内だったことはないですし、年収を教えたことも教える気もありませんが、知人は月5万円程度でも良いのかもしれません。

基本的に考えてることが甘いなあと思いましたが、簡単にお金が手に入るなんて世の中詐欺か宝くじくらいですから、そんなに楽したいなら毎日スクラッチくじでも買えば良いでしょう。

学生時代に勉強できない人にも多かったですが、成功してる他人の努力は見えないだけで皆かなり努力してます。

正確に言えば、努力したことがない人は他人の努力を認識できないです。自分が知らないものって見えないんですよね。有名人が横を通り過ぎても知らなければ目に入らないですよね。ことばだと、エスキモーには雪を表す単語が50以上ありますが、これも単語を知ってるから違いが認識できるんです。

何でもそうですが、やはり同程度の経験値のある人じゃないと話通じにくいです。今回のことで同じ経験をしてない人には説明したって実感が伴わないので理解してもらうのはかなり難しいんだなと実感しました。


対人関係はGive&Take

人にあれこれ聞かれること自体が嫌ってことではないんですよね。あくまでGive & Takeが成り立っていることが必要なんです。Give & Takeとは、お金や物のやりとりに限りません。

金銭を介した情報授受等といえば、教育系サービスやコンサルティングですね。それに対して、普段の人間関係でのGive & Takeっていうのは、普段会話して楽しいと感じられるだけでも良いんです。他にも、あれこれ情報を教え合っていたり、同僚であれば普段ちょっとしたことを手伝ってくれたり。

要は、どんな側面でも良いのですが、お互いに何か付き合っていてメリットがあるからこそ自発的な付き合いが続くんですよね。

でも、彼女の場合、普段会う気はない人間から自分に都合の良い情報だけ欲しいので、こちらには何も得るものがなく時間と労力を奪われるだけ。ご飯奢るねなんて彼女から聞いたこともないので、会うときの外食費もかかります。メリットないどころか、マイナス。

彼女は急に他人にこういうことをして相手が気分を害するとは思い至らないほど無邪気なのか、はたまた私がナメられすぎているのか、それは分かりませんが(笑)愚痴りたいときだけ会おうと連絡してくる女性もまったく同じですね。

成功している人たちは、Give Give Giveの精神で!と言っていますが、Give Give Giveの対象は熟慮の必要あり。こっちから都合良く何かをもらう、いや、奪おうとしている人とは縁を切るに限ります。

あ、ちなみに、今回は遠回しに「前回以上にもう教えられることありません」と答えた上で、もう一度通信講座のサイトだけ教えておきました。やれやれ。