やる気だけで突っ走るより横着になろう

フリーランスで仕事をやっていると似たような仕事に興味があるので勉強中ですという方にお会いすることがあります。

でも、話を聞いていると、なんと5年間勉強し続けて結果が出ないんだとか…。あと1年で医学部の子が卒業するくらいの年月をかけているというのだから驚きです。

やる気だけでは意味がない

さて、いきなりですがクイズです。

やる気があって仕事ができる社員 やる気はあるが仕事ができない社員
やる気はないが仕事ができる社員 やる気もないし仕事もできない社員

このうち、どの社員が一番マズいでしょう?

ドイツの軍人のハンス・フォン・ゼークトの言葉を引用するとこうなります。

有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。
無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。
無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ。

というわけで答えは、右上の「やる気はあるが仕事ができない社員」です。何がダメって、やる気はあるけど、方向性が間違っているので悪循環だし、ミスを増幅する存在になるので仕事の邪魔というわけ。それに、最近日本でやっとこさ問題視されるようになりましたが時間を費やすこと=努力だと勘違いしている思考は最悪です

これ、一言で言ってしまえば要領が悪い人ということなんですが、目的を達成するのに何がどのくらい必要かという勘所だったり予測能力が低いのではないかと思います。

究極の横着者であれ

やる気だけでいつも突っ走ってる人はまず、方向性も決めずにがむしゃらに行動するのはやめて究極の横着者になることです。

ここで言っている横着とは手抜きすることではありません。いかに効率良く目的達成するかを常に考えるということです。

やる気とか、単純に努力する時間量とかは他人にとってはどうでもいいことです。

あなたが子育てに追われている時間がない兼業主婦だとしましょう。夫が帰宅するまでに時間があまりない!そんなときに、同じ味が出せるなら普通の鍋と圧力鍋、どちらの鍋でカレーを作りますか?

努力はするなら正しい方向性で

ここでは、Anyaが翻訳をやっているので翻訳についての例を挙げます。

Anyaは翻訳者になるにあたって、英文法等を改めて勉強したこともありませんし、資格の勉強をしたことはありません。だって、必要はないから。特に技術翻訳なんて高校英語ができて中身が分かれば読める素直な文章ばかり。

その代わり、やりたい分野のチェッカーをやったり、関連業種の企業に勤めました。実際の翻訳物がどんな文書で、どんな文章で書かれていて、どんな内容で、どんな決まりがあるのか、お金をもらいながら学べたので一石二鳥です。

翻訳者になりたいのに実際の仕事の中身を知らないまま英語の資格の勉強を延々とやっている人がいるのは不思議で仕方がありません。

翻訳者になるのに何が必要で、自分には何が足りていないか、ちゃんと考えて行動していますか。

製品マニュアル、企業HP、有価証券報告書、特許明細書など翻訳物はネット上にもありとあらゆるところに溢れていますし、ゲーム翻訳なら、Nintendo Switchこちらの記事も参照)や複数言語対応のアプリを買って複数言語でプレイしてみる、字幕翻訳ならHuluなどのVODに入ってみる、とできることはいくらでもあります。他にも大学の教科書のような専門書も翻訳物が多いので、専門用語も翻訳も同時に学べます。

「勉強している意識高いワタシ」に酔いたいだけであれば永遠に勉強していれば良いと思います。別に本気で何かやりたいわけではないならそれでも良いでしょう。Anyaも大学の頃までは資格好きでしたが、今は1円にもならず、趣味にすら関係ないものには興味はありません。

単純に趣味としての勉強で目指すレベルがあり、受験料を支払うことで自分にプレッシャーを課せるという点で資格を利用するのは良いと思います。

ですが、本気で転職したいとかなりたい職業があるといった場合、資格が重要視される仕事以外はそのために何が必要なのか、きちんと見極めてから勉強するようにしましょう。案外、転職エージェントに登録して行動する方が早いかもしれませんよ。