マイナー言語の翻訳の方が稼げる?

こんにちは、Anyaです。

ワナ美ちゃん
私、英語だけじゃなくて中国語もできるんだけど、英語より翻訳者の数が少ないから稼げちゃったりするのかな?

と思っている方は結構多いですが実際どうでしょうか?

※中国語やフランス語など、決して「マイナー」ではないですが、ここでは便宜的に英語以外をマイナー言語としておきます。

単価は確かに高いけれど…

英語以外の言語は確かに単価は高いです。ハイ。これは間違いないですし、ワード単価が英語とは数円違うところも多いです。

ですが、需要があるかは別問題です英語と比べるとどうしても需要は小さいんですよね。

Anyaが以前いた企業では、英語以外の需要も比較的多いところではあったのですが、英語以外の翻訳料金が高いことから欧州言語だと英語原稿を渡されることも多かったです。翻訳者の多くの方は、第3言語を英語に訳した変な英語の原稿を訳したことがある方もきっと多いのではないでしょうか。

また、近隣の中国韓国に関しては、日本語ができる人も多いですし現地エージェントの方が断然安いため、需要があっても特にチャ○ナは品質無視なので安さ優先で現地で処理してしまい、日本側で翻訳する機会が減る傾向にありました。

マイナー言語の難しさ

英語に加えて+αでやりたい場合、マイナー言語ができるといっても、英語と同レベルかどうかというのはまず別問題なのでそこはきちんと分けて考えましょう。語学力だけが必要ではないとはいえ、複雑な文章になると分からないようでは翻訳は難しいです。

マイナー言語の場合、語学的な能力以前の難点がいくつかあります。

まず日本だと英語以外となると辞書や入手できる文献が圧倒的に少ないのは結構なハンデになります

今の世界標準言語は英語なので、未知の単語や不明な用語がでてきたときは中英辞書、仏英辞書、露英辞書などを使えば良いのですが、毎回英語の意味を調べて、日本語の意味を調べる、という二度手間が必要となってくると時間当たりの処理量は結構変わってくるはず。同じような案件をいつももらえれば別ですが、この辺は結構大変です。

また、もし勉強したい場合も語学教材・講座も選択肢がほぼないため、独学でやるか、英語に関する講座を受けて自分がやりたい言語のやり方に置き換えていく必要があります。文法書も英語で書かれた本が一番詳しいでしょうから、結局英語ができた方が良いかも…。

他にも需要が少ない分、かなり広範囲の案件に対応できる必要があります。英語でも例えば、医薬とか特許なんて言っても複合案件が多いので実際は全部勉強しないといけなくなりますが、マイナー言語の場合、それだけでなく普段訳さない種類の文書まで頼まれます。

こういったことも積もり積もれば単価の高さも相殺されちゃう可能性がなきにしもあらず。なので単価と手間はトレードオフなんですよね。

確固たる実力を付ければ無敵にもなれる

一方、需要は確かに少ないとはいえ、マイナー言語の翻訳はできる人も英語と比べてかなり少ないので、デキる翻訳者にさえなれたら英語よりもずっと重宝されるはずです。

どのエージェントも英語以外は各分野各言語につき数えるほどしか在籍してないのではないでしょうか。しかも登録者の重複もかなりのものでしょう。

自分の分野の翻訳者をざっと調べたいときは、ここである程度は調べられます。マイナー言語はできる人が少ない分、上のようなサイトでエージェントが調べて問い合わせすることもあるので、英語翻訳者よりもこういうところに名前を出してる率は高いです。

そして、Anyaがコーディネータをしていた経験からいうと、マイナー言語が英語と違うのは全体的なレベルも圧倒的に低かったです。学習者の母数もぐっと減る分、翻訳できるレベルまでマイナー言語をやっている人って少ないんですよね。「できる」と自称してるだけで、頼んでみると悲惨…ってことも結構多く、安心して頼める方が言語によってはゼロでした。

とはいえ、急に需要が増したときに募集しても応募者も少ないから採用は妥協せざるを得ない部分もありました。そういう意味では業界参入は英語より簡単でしょうけど、英語のデキる人と同程度のデキる人が少ない分、実力があれば単価交渉もしやすかったり優位な立場で仕事ができると思います。

上にも書いたように、経験を積み、何でもどんと来い!という状態になった暁には、英語翻訳者より断然有利な条件で仕事ができるはずです

最強なのは英語「も」できる翻訳者

とはいえ、登録エージェントや業界によってこの言語は需要ほぼゼロなんて場合もあります。会社、言語にやっては「その言語でその分野はトライアルがありません」と言われる場合もあります。

業界最大手の翻訳センターの求人ページを見ると分かりますが、英語以外に選択できる言語は、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、その他欧州言語いくつかと東南アジアの言語ですね。なんとアフリカやアラビア語がない(笑)この他だとトライアルなしでとりあえず登録、でも依頼することはあるか不明といった感じになってもおかしくないでしょう。

翻訳が必要になる文書というのはそれなりにお金をかけられる文書が対象ですし、一番進んでいる情報は基本的に英語でやりとりされるなどどうやっても需要が一番多いのは英語なので、「マイナー言語がメインだけど英語もできます」というのが、エージェントからも(言い方は悪いですが)使い勝手の良い翻訳者として見てもらえますし、仕事も継続的に発生しやすくなって収入も安定しやすいはずです。

まとめ

マイナー言語翻訳についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

単価が高い分難しい部分も多いですが、経験を積んで売れっ子翻訳者になれた場合は、英語で翻訳をやるよりも珍しいのでブランディングもしやすいですね。

まだ翻訳者としてのキャリアを開始していない方も、需要が少ないからと簡単にあきらめるのではなく、全体的な需要は少なくても翻訳者一人に対しての需要は高いということを考えれば、案外英語よりも食いっぱぐれがないのでやる価値はあるはずなので、がんばりましょー!